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2025.10.25

【韓国語上級者の壁】「-롭다」と「-스럽다」の決定的な違いと使い分けを徹底解説

「-롭다」と「-스럽다」の決定的な違い

 

「-롭다」と「-스럽다」を使い分けられますか? 韓国語学習者が必ずぶつかる形容詞の壁を、専門的かつ実践的な視点から完全に解説し、もう迷わないようにします!

韓国語を学んでいる皆さん、こんにちは!学習を進めていくうちに、「-롭다」と「-스럽다」、この二つの接尾辞が、どうも使い分けが難しいと感じたことはありませんか?私も初めてこの違いを知った時、「なるほど、深いな…」と唸った一人なんですよ。😊

「신비(神秘)」に付く「신비롭다(神秘的だ)」と「신비스럽다(神秘的だ)」、どちらを使っても意味は通じるけれど、ネイティブが聞くと少し違和感がある時もある…。正直言って、この微妙なニュアンスの違いが、韓国語の表現力を豊かにする鍵なんです!

 

「-롭다」とは? 本質的な性質を表す 💎

まず、「-롭다」について深く掘り下げてみましょう。「-롭다」は、主に特定の名詞が持つ「本質的」「本来の」「根源的な」性質や状態を形容詞化する際に使われます。つまり、その名詞が元々持っている属性を表現する時に適しているんですね。

例えば、「복(福)」という名詞は「幸せ」や「恵み」という良い状態を意味しますが、これに「-롭다」が付いた「복롭다」という単語はありません。代わりに、「풍년(豊年)」の「豊かさ」や「자유(自由)」の「束縛がない状態」といった、より抽象的で肯定的な名詞に使われることが特徴です。

💡 ポイント!
「-롭다」は比較的肯定的な意味合いや、抽象度の高い単語に付いて、その名詞が内包する本質的な属性を強調する傾向があります。例えば、「자유롭다(自由だ)」「풍요롭다(豊かだ)」「이롭다(有益だ)」などですね。

 

「-스럽다」とは? 外見や態度を表す 🎭

一方、「-스럽다」は、その名詞の「性質や傾向が感じられる」「〜のような様子だ」という外見や態度、状態を形容詞化する際に使われます。簡単に言うと、「〜っぽい」「〜らしい」といったニュアンスに近いんですよ。

「자랑(自慢)」に「-스럽다」が付くと「자랑스럽다(誇らしい)」となりますが、これは「自慢しているような様子が感じられる」という意味から、「誇らしい」という感情を表すようになりました。「-스럽다」は、特定の対象から放たれる雰囲気や見た目、あるいはふさわしい態度を表現するのに非常に有用です。

⚠️ 注意!誤用しやすいケース
「-스럽다」は、時に否定的な意味を持つ名詞にも付きます。例えば、「거짓(偽り)」に付いた「거짓스럽다(嘘っぽい)」や、「귀신(幽霊)」に付いた「귀신스럽다(お化けっぽい)」など、単に「〜のような様子だ」という客観的な描写だけでなく、ネガティブなニュアンスを含むこともあるので注意が必要です!

 

徹底比較!「-롭다」 vs 「-스럽다」 💡

では、二つの接尾辞が競合する場合、どのような違いが生じるのかを、具体的な単語で比較してみましょう。ここが一番の核心ですよ!

主要な接尾辞の比較とニュアンス

名詞 + 接尾辞 意味とニュアンス 接尾辞の種類
신비롭다 (神秘的だ) 神秘そのもの、本質的に神秘的な状態 (内包する性質) -롭다
신비스럽다 (神秘的だ) 神秘的な雰囲気や様子が感じられる (外見・態度) -스럽다
자유롭다 (自由だ) 制限や束縛がなく、本質的に自由な状態 -롭다
자유스럽다 (自由だ) 自由な雰囲気や態度が感じられる、自由な様子だ -스럽다

このように、「-롭다」がより内面的・本質的な状態を指すのに対し、「-스럽다」は外見から感じ取られる様子や態度を指すことが多いのがわかります。例えば、「자유롭다」は「私は今、制限のない状態だ」という本質的な状態を表しますが、「자유스럽다」は「あの人は、とても自由な雰囲気を出しているね」といった様子を表す場合によく使われます。

 

韓国語の例で実践的な使い方をマスター! 📚

具体的な例文を通して、それぞれの接尾辞がどのように使われているのかを見ていきましょう。

「-롭다」の実践例 📝

  • 평화롭다 (平和だ): 전쟁이 끝난 후, 세상은 평화로웠다. (戦争が終わった後、世界は平和だった。) → 本質的な平和な状態
  • 풍요롭다 (豊かだ): 올해는 날씨가 좋아 수확이 풍요로웠다. (今年は天気が良く収穫が豊かだった。) → 豊かさの本質
  • 명예롭다 (名誉ある): 국가를 위해 봉사하는 일은 명예롭다. (国のために奉仕することは名誉あることだ。) → 本質的な名誉

「-스럽다」の実践例 🎭

  • 자랑스럽다 (誇らしい): 그의 용감한 행동은 모두에게 자랑스러웠다. (彼の勇敢な行動は皆にとって誇らしかった。) → 誇りに思うような様子
  • 걱정스럽다 (心配だ): 그녀는 혼자 있는 것이 걱정스러운 듯했다. (彼女は一人でいることが心配そうな様子だった。) → 心配しているような外見・態度
  • 여성스럽다 (女性らしい): 그 옷은 그녀를 더욱 여성스럽게 보이게 했다. (その服は彼女をより女性らしく見せた。) → 女性のような様子・傾向

どうでしょうか?「-롭다」が主に「平和」や「豊かさ」のように、ある状態そのものを表すのに対し、「-스럽다」は「誇り」「心配」といった、感情や外的な様子を表現するのに使われる傾向が強いことが見て取れますね。

 

「-롭다」と「-스럽다」の核心要約 📝

最後に、ここまでの内容を一つのカードにまとめてみました。この違いを頭に入れておけば、もう二度と迷うことはなくなるはずです!

💡

「-롭다」 vs 「-스럽다」 決定版

✨ -롭だ: 本質的・根源的な性質を表す。主に肯定的な抽象名詞に使用。
🎭 -스럽だ: 外見・態度・様子を表す。「〜っぽい」「〜らしい」のニュアンス。
📝 覚え方:

-롭다 (内側・本質) ⇔ -스럽다 (外側・様子)
📌 例外: 「걱정스럽다(心配だ)」のように、否定的な名詞に付くことも多いのが -스럽다 の特徴。

 

よくある質問 ❓

Q: 「-롭다」は必ず肯定的な意味になりますか?
A: 必ずではありませんが、「자유롭다(自由だ)」「풍요롭다(豊かだ)」など、本質的に望ましい状態を表す名詞に付くことが多いため、肯定的な意味で使われる傾向が非常に強いです。
Q: 「신비롭다」と「신비스럽다」はどちらを使っても間違いではありませんか?
A: どちらも使われますが、厳密には「신비롭다」が「神秘そのもの」という本質を、「신비스럽다」が「神秘的な雰囲気・様子」を指します。状況に応じて使い分けると、より洗練された表現になりますよ。
Q: 「-스럽다」はなぜ否定的な単語にも付くのですか?
A: 「-스럽다」の核心は「〜のような様子だ」という描写力にあります。そのため、「거짓(偽り)」という名詞に付いて「거짓스럽다(嘘っぽい)」のように、その名詞の良くない傾向や様子を外的に表現する際にも自然に使用されます。

結び: 表現の幅を広げましょう! 😊

「-롭다」と「-스럽다」の違い、いかがでしたか?この二つの接尾辞を正しく理解し、使いこなすことで、あなたの韓国語の表現はより豊かに、そしてネイティブに近づくこと間違いなしです!最初は難しく感じるかもしれませんが、意識して使っていくうちに、必ず感覚で使い分けられるようになりますよ。

もし、他に「この単語の場合はどうなの?」といったご質問があれば、いつでもコメントで聞いてくださいね~!皆さんの韓国語学習を心から応援しています!ファイティン! 📝

 

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