韓国語の「보고 싶다」と「만나고 싶다」の違いを徹底解説!
韓国語の「会いたい」という表現には、「보고 싶다 (ポゴ シプタ)」と「만나고 싶다 (マンナゴ シプタ)」の2種類があります。どちらも日本語では同じ「会いたい」と訳されますが、韓国人にとっては明確なニュアンスの違いがあります。韓国ドラマやK-POPの歌詞をより深く理解するために、それぞれの意味と使い分けをマスターしましょう。
1. 感情的で「恋しい」気持ちを伝える「보고 싶다」
「보고 싶다」は、動詞「(ポダ):見る」に「〜したい」を意味する「」がついた表現です。直訳すると「見たい」となります。
💡ニュアンスのポイント
情緒的・感情的:「顔を見たい」「恋しい」という気持ちが非常に強く込められています。
相手を思う気持ちに焦点があり、物理的に会うという行動そのものよりも、切ない願望や愛情を表現します。
親しい関係性:主に恋人や家族、親友など、愛着のある相手に対して使われます。
📋例文
엄마 보고 싶어. (オンマ ポゴ シッポ)
お母さんに会いたい。(お母さんが恋しい)
매일매일 네가 보고 싶다. (メイルメイル ニガ ポゴ シプタ)
毎日毎日君に会いたい。
2. 行動的で「約束して会う」気持ちを伝える「만나고 싶다」
「만나고 싶다」は、動詞「(マンナダ):会う、出会う」に「〜したい」を意味する「」がついた表現です。
💡ニュアンスのポイント
行動的・客観的:「実際に約束をして対面したい」という行為や目的に焦点が置かれます。
英語で言う「see」よりも「meet」に近い感覚で、「いつ、どこで会うか」という具体的な行動が伴う場面で使われやすいです。
幅広い関係性:ビジネスや初対面など、比較的フラットな関係や、何か話したい用件がある場合にも使われます。
📋例文
직접 만나서 얘기하고 싶어요. (チクチョッ マンナソ イェギハゴ シッポヨ)
直接会って話がしたいです。
새로운 사람을 만나고 싶어요. (セロウン サラムル マンナゴ シッポヨ)
新しい人に出会いたいです。
まとめ
보고 싶다 (ポゴ シプタ)
「보고 싶다」は、相手の顔が見たい、恋しいという感情に焦点を当てた表現です。非常に感情的で愛情や切ない気持ちが強く込められています。そのため、主に恋人や家族、親友など、親密な間柄で使われることが一般的です。相手を思う気持ちが募り、ただ顔を見たいという純粋な願望を表す際に適しています。
만나고 싶다 (マンナゴ シプタ)
一方、「만나고 싶다」は、実際に会うという行動そのものや、会うという目的に焦点を当てた表現です。こちらは比較的客観的な願望であり、約束をして対面するニュアンスが強いです。したがって、まだ親しくない人やビジネス関係、あるいは何か具体的な用件があって会いたい場合など、幅広い関係性で使われます。
このように、どちらの「会いたい」を使うかによって、相手への気持ちの深さや関係性が伝わるため、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。