第16回「文化から学ぶ韓国語」～韓国の正月は「ユンノリ」で～

これは、2005年1月30日に行われたイベントの模様をアップロードしたものです。

韓国のお正月には一体何をするのでしょうか？朝から法事を行い、親戚が集まり「セベ」という新年の挨拶をします。もちろんお待ちかねのお年玉ももらいます。

しかし、子供から大人まで熱くなるゲームがあります。その名はユンノリ（윷놀이）。三国時代以前から伝えられてきたユンノリは、正月家族みんなが集まって楽しむゲームです。

遊び方は、サイコロの役をする윷（ユッ）を投げゴマを動かし、先にゴールしたチームが勝つというとてもシンプルなゲームです。しかしこれが高度な（？）戦略が必要で、かなり盛り上がります。

皆さんもちろん初めてだったので、少し不安でしたが、いざ始まったらそのような不安はどこかに飛んでいきました。

まずは二つのチームに別れ、コマをどう動かすか、慎重に考えながら進行していきました。また、それぞれ自分のチームを応援しながら勝負の勝ち負けで嬉しさや悔しさを楽しみました。

サッカーワールドカップもこんなに熱く盛り上がるのでしょうか？

何とか無事ゲームが終わり、第２部では、「家族（A Family, 2004）」という映画を紹介しました。

韓国で大ヒットしたこの映画は家族の中で父と娘のきずなによる愛情の話でした。結構、悲しい映画で泣いてる生徒さんもいましたけど、みなさん如何でしたか？

最近では家族の大事さを忘れて過ごしている人が増えて行くのですが、非常に暖かい家族愛を感じさせる一本の映画ではなかったかなど思いました。

その後の交流会は、いつものとおり韓国語の自己紹介から始まりました。メイン料理はブデチゲ。冬だから選んだメニューだったけど如何でしたか？

ブデチゲはキムチチゲと味が似ていますが、主な材料はハムとソーセージです。最後にはラーメン、もちなどを入れ二つの味を楽しめるチゲです。飲み食べながら、それぞれの韓国情報を喋りながら、かなり盛り上がって３部はあっという間に終わりました。

皆さんお疲れさまでした。来月もお楽しみに＾-＾

ipuni：ちなみにブデチゲはもともと米軍基地からのもらったハムで作ったのでブデ（部隊）の名前が付けられました。今の韓国からは考えられないことですが…貧しくて悲しい時代でしたね。